いじめは駄目
長男の学年の仲間たちが、広い公園に集まりました。
遊具で遊んだり、ボールを蹴ったり、水鉄砲で銃を撃つ真似をしたり、それぞれがやりたいことをして楽しそうに遊んでいます。
親たちは、木陰のベンチに座って、それを眺めながらおしゃべりしていました。
しばらくして、1人の男の子が今日だけつけられたあだ名で呼ばれているのが聞こえました。1回ではなく、何度もしつこく連呼されています。1人の男の子に対して、数人で周りを囲んで連呼していました。
1人の男の子が、怒って彼らを追いかけると数人は集団で逃げ、離れた場所からまたあだ名を連呼しています。
これは、いじめだな、と私は感じました。
あだ名を連呼された男の子のことを私は良く知っていました。別に、悪い子ではありません。
でも、何かきっかけがあって、みんなが面白がって、あだ名を連呼し始めたのだろうと思いました。
それにしても、いじめは駄目です。私はじっと見ていられなくて、周りの数人の男の子の方へ歩み寄りました。
「あの子、そんなふうに言われて嫌がっているよ?」とやんわりと注意しました。もし私が「そんなことを言ったら駄目!」などと叱ってしまったら、集団の男の子たちは、今度は私をターゲットにすることでしょう。
あだ名の連呼はすぐには止まらなかったですが、私が諦めずに数回諭すと、集団の男子たちはあだ名をつけた1人の男子も含めておやつタイムに入りました。
いじめはしてはいけないと、早くから認識してほしいと思いました。